桧皮葺と【コケラ】葺

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「桧皮葺と【コケラ】葺」
原田多加司


※中古感・ヤケ・汚れ箇所あります、宜しくお願いします♪♪


日本建築の美を支える檜皮葺き,柿葺きの技術のすべて。屋根葺師10代目を継ぐ筆者が伝統技術を体系化
檜皮(ひわだ)葺きや柿(こけら)葺きは,わが国固有の屋根葺き工法として社仏建築に多く用いられ,歴史的建造物の美しいフォルムをつくり出してきた。ちなみに檜皮葺きの建築物は,今も全国に2000棟以上残っており,そのうちの712棟が国宝,重要文化財に指定されている。
それに対して檜皮葺き師,柿葺き師は全国に100人あまり。材料を採取する原皮師に至っては20人ほどしかいない。歴史的名建築を保存していくためには伝統技術の継承と職人の育成が欠かせない。

10代目を継ぐ屋根葺師である筆者は,伝統技術の継承と職人の育成を目指して本書をまとめた。材料となる檜皮や柿のつくり方から葺き方,その土台となる建築物の屋根構造まで,学術的な分野まで踏み込んで檜皮葺き,柿葺きの伝統技術を体系的に捉え,克明に記している。

この技術の歴史から素材,葺き方,屋根構造まで,一貫して記した書物は本書が初めて。屋根葺師の仕事の実態や職人の養成方法などについても,体験に裏打ちされた率直で有益な意見が随所に散りばめられている。


#原田多加司 #本 #土木・建築／建築

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